2020/03/10 21:35

写真は分蜂を待つ我が家の今日の重箱の中 (コロニーの下(出入口側)からスマホを入れて撮ったもの)
分蜂とは子別れなり。春を迎えた群(コロニー)が産卵ふ化を繰り返して大群になる。すると、母王は今までの巣を新王に譲って半分の群れを連れて別へ移動する。一つのコロニーで3~5回、強群で7回分蜂した経験もある。この分蜂群を捕獲して新箱に納めるめれば今か今かと待っていてくれる新しい仲間に渡る。そして日本みつばちの飛び交う自然が一つ復活する。それが楽しみで今年も忙しくなりそうだ。
増箱の方法は秀吉式、家康式、信長式の3つ。種箱からの捕獲はオーソドックスな秀吉式。信長式は自然巣の略奪、これはさておいて、家康式はぜひぜひのおすすめだ。分蜂群が飛んできて入りそうな場所に待ち箱を置いて自然入居を待つ。これだ。 入るまで待とう日本みつばち‥だが自然任せで寝て待っていて入居してくれるほど甘くない。人事を尽くして天命を待つ心境を併せ持とう。人事‥じんじ‥ジンジ‥
家康式を極めよう
分蜂のほとんどは春に起きる。分蜂の兆候がわかる春は捕獲率も高くて目が離せない。だから分蜂の兆候を知ることは飼育者の必須要件だ。ところが仲間のS君は仕事で忙しい。5年も飼育していて一度も分蜂に立ち会っていない。だから兆候も見ていないし秀吉式は経験していない、。それでも抜け目なく捕獲しているのは家康式を極めているからである。分蜂は夏(孫)分蜂も季節外れの冬分蜂もあるが別の機会に書こう。
興味のある方には、「僕の日本みつばち飼育記」を読んでもらえればありがたい。2020.3.11 安江三岐彦