2020/01/12 20:16

写真は今朝の鉢植えのキンリョウヘンの花芽をアップしたものです。
このシンビジュウム科の中国欄は日本みつばちの分蜂群をおびき寄せる代表的な誘引花で、飼育数を増やすに便利な花です。自然群を捕獲するか、越冬種箱から出る分蜂を捕獲するか、その時期は4〜5月に集中し、その時に咲いた花に群を誘引する花のわけです。
いいかえれば、分蜂の前や分蜂が終わってから咲いたって僕たち飼育者には価値のない花で、分蜂日に満開になるよう逆算して今の花芽はどの程度の成長が良いか、仲間内でまだ蕾が固くて小さすぎる、芽か出てない、この写真のように蕾が大きすぎるとか…かしましく予想するわけです。
誘引花は他に3種類ほどあり、また、この花の成分を人工的にワックス状にした誘引剤もあります。蜂も鉢も世話するには荷が重い人には誘引剤は便利で、必要な時に購入して開封すればおおよそ同じ効果が期待出来て、しかも軽くて持ち運びも楽で良いです。
2020.1.12