2020/01/03 20:50

巣箱の種類は多い、なぜ一つに決めれない
西洋蜜蜂の飼育箱は巣枠式と決まっている。
なのに、日本みつばちは重箱、横箱、縦箱‥それに丸洞や巣枠(洋箱)式と決まらない。そういう僕もずっと長い間、重箱と横箱と丸洞を平均3等分して使用している。なぜ固定しないか?
それは人間の都合よく作られた洋蜂に比べると日本みつばちは人の都合に慣れてくれない蜂で、蜂の都合にこちらが合わせた方が飼育成績がいいからである。
横60㌢間口30㌢の大型横箱は人間の都合とみつばちの都合のギリギリの最大公約型だが、第1と第2分蜂群の比較大群を入れた時は順調に成長しても弱群を入れると途中崩壊が多い。
そんなわけで、僕はその時々にその時々の状態に合う箱に入れるように心がけている。そんな中、実感として丸洞箱に入った群の安定度は一番高いことは経験則からして疑いようがない。誰が何を云おうと日本みつばちの都合のいい巣箱は丸洞なんだと断言していい。
この辺りの話はゆっくり続きは語るとして、今年は丸洞箱の飼育を半分まで高めようとしている。対馬の愛好家は正しい。
ただし問題も多い。蜂に都合のいい丸洞は人間に都合が悪い。丸太に穴を開ける製作苦労もあるし費用もバカにならない。それに寄る年波に扱いが重い。まだ春まで長いから今のうちに作っておこう。明日から作業開始だ。
皆さん、今年もよろしくお願いします。
2020.1.3